ラスベガスに降り立った。
空港内に入った瞬間、きらびやかなルーレットが多数並ぶ。
非常にテンションが上がる空港だ。
トイレのサインですらこんな感じ。
Welcome to LAS VEGASのサイン。
空港に降り立ったらまずは、ホテルへと向かうミッションの発生だ。
市内への交通手段を確認する。
鉄道はない。乗り合いバスがベストだということらしい。乗り合いバスのコーナーでチケットを購入。ホテル名を伝えると、片道か往復かを聞かれ、往復と回答。
バスが来るまで20分くらい待たされ、ようやく乗る。
スタッフの態度はイマイチ。
バスは色々なホテルへ向かう客を乗せて市内へと向かう。
自分はハラーズホテル。こちらては、聞けばすぐわかるホテルらしい。
ホテルの前まで行ってくれて、降りる。
ハラーズホテルは超豪華な作りだ。カジノも併設している。
しかもホテル代は5000円ほどで安い。
ホテルを出て、街中へ向かう。
ラスベガスは観光客で溢れている。
ロサンゼルスと違って夜に出歩いても全く問題がない。
噴水ショーや、パリのエッフェル塔も模したものなど見応えがある。
カジノというと、スロットを一応やってみたものの、一瞬て10ドルを失ったのでやめた。
いよいよ腹が減ったので、店を探す。
アメリカンなものが食べたい。
ハンバーガーを注文。14ドル。
でかいし、かなり美味い。
ビールもIPAが美味い。
合計20ドルくらいの値段だ。
アメリカンらしい食事を堪能したあと、ホテルに戻ることにした。
翌朝
今日はこの旅、はじめてのツアーに参加する。
この旅のことを会社の同僚に話したとき、グランドキャニオンは行かないの?と聞かれた。
自分は即座に答えた。ただの岩じゃんと。
別の人も言った、「ラスベガスならあの有名なところは行かないの?」
俺「グランドキャニオンですか?行きません。」
そう答えた。
しかし、俺は今何をしているか?
ホテルのパスターミナルで、グランドキャニオンツアー行きのパスを待っているのだ。
朝6時。早朝の集合時間だこんなに早く。
パスターミナルには、次々とツアーバスがやってくる。自分が乗るバスがどれなのかわからない。が、運転手たちはきちんと名前をチェックして乗せているようだ。
待つしかない。別のグランドキャニオンツアーバスもあったが、最終的に正しいバスにのることができた。
今回のグランドキャニオンツアーは、セスナでの飛行だ。
値段は179ドル。約二万円。
事前にベルトラで予約済みだ。
中継地点までいくつかのホテルから客をピックアップし、さらに中継地点で大きなバスに乗り換える。
そこから空港へ向かう。
ラスベガスの街を離れるとそこは砂漠だ。
ラスベガスは、もともと砂漠のオアシスにできた街であるからだ。
小さな空港に到着すると、また、小さなチェックインスペースに並ばされる。
胸にオレンジのシールを貼るように言われる。
8時のフライトだと告げられる。
まだ7時半なのでお土産店を覗いてみる。
民芸品が並べられている。
グランドキャニオンの美しい写真も飾られている。
それを自分のデジカメで撮影するおじさん。
「No!photo」店員に注意されていた。
8時になった。
一向に呼ばれない。
先にヘリコプター組は飛び立っていった。
ヘリコプターの方が良かったかな?でも400ドルだしな、なんてことを考えつつ。
8時半すぎになってようやくオレンジシールが呼び集められた。
なんか英語で言ってるのでわからないが、風の影響とかで飛べなかったのだろうと解釈した。
セスナに乗るメンバーは全部で20人程度か。
歩いてセスナに近づく。
機長との記念撮影が始まる。強制撮影らしい。
「一人か?」なんてことを聞かれながら、知らないおっさん(機長)と肩を組んで撮影。
全員の撮影が終わったら、飛行機に乗り込む。
席に前から座っていく。
自分は5番目窓際だ。と言っても横3列だが。
ヘッドフォンがあり、音声ガイドを聞くことができる。
英語しかないが、それなりに良くできたものだった。
プロペラ機は意外と安定して飛び立った。
途中地面に近いような気がして不安になったが、やはりグランドキャニオンの壮大さが
上から見ると、良くわかる。
綺麗な川などもあり、いろいろな景色が楽しめる。
日本のダムを全て合わせたとしても遠く及ばない広さのフーバーダムも見ることができた。
1時間ほどの飛行でそろそろ飽きてきた頃に着陸。
着陸するとすぐに飛び立つ前に撮った写真を販売される。
20ドルと高いと思ったが、意外にもよく写っていたので購入した。
知らないおっさんとの写真を。
帰りはまたシャトルバスでホテルまで送ってくれた。
200ドルでここまでやってくれるなら、良いなと思った。
しかしながら、チェックアウト時間は11時。
すでに11時を過ぎている。
追加料金を取られるかもしれないと思って、急いでチェックアウト。
その心配は無用だったが、ホテル代40ドルにリゾートフィー40ドルってどういうことや。
ラスベガスはホテルは安いがリゾートフィーが高い。
チェックアウト後、ラスベガスからマイアミの飛行機までは時間があった。何しろ夜11時台の飛行機だ。
まずは昼飯を食う。昨日入った隣の店だ。
昼からビールと、アメリカンなバッファローウイングをつまみだ。
タレがたっぷりかかっていて、サワークリームソースつきだ。
アメリカ人はこういう付け合わせのソースを作るのが得意なのかもしれない。